News Diet ⇒ ニュースを見るのを断つ
ニュースは自分と結びつかないものがほとんどである。しかし、ニュースを消費すればするほど、短い情報にざっと目を通すための脳の領域が鍛えられる。その反面、長い文章や深い思考を司る領域は退化してしまう代償を負う。ニュースは事実を切り取りはするが、起きていることの因果関係を説明はしないのである。
人間は情報量が多ければ多いほど、自分の判断に自信を持つ傾向にある。そして人間は、悪いことはよいことよりも重要だと感じる生き物である。ネガティブな情報に溢れているニュースを消費することは、自分の心身の健康を危険にさらしてしまうことにつながらうということだ。ものを考えるための集中力もニュースにより妨げられる。また、ニュースの多くが自分でコントロールできない事象である。こういった情報に対し、脳は受け身となり、行動を起こそうとする意欲が失われていくのである。
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