自分にとっての幸せとは何かを考え、知識の数ではなく、できることの数で考えて行動することが大切だ。
多くの人が、思い込みにより、頑張りや努力を重ねても幸福から遠ざかっている。人間の脳は、一度選択した行動を正当化しようとする。さらには、損をする選択自体を正しいと思い込み、その選択を繰り返していく。
・モノではなく、経験にお金を使う。
経験の中でも、世の中とのつながりを実感できる経験、くり返し語ることができる思い出となる経験が望ましい。あるいは、自分の理想に近づく経験や、めったにないチャンスを得られる経験もよい。こういった経験にお金を使うと、幸福度が上がる。また、自分のためではなく誰かのために使ったお金のほうが幸福度は高くなる。
・人の幸福度に影響を与える感情は、ポジティブ感情、ネガティブ感情、人生満足度の3つ。
ポジティブ感情を強めるには、将来への希望に向けて現実的な行動を着実に実行し、個人的成長を感じること。ネガティブ感情を減らす方法は、ネガティブな感情を記録する「ジャーナリング」という手法がある。不安を感じたときに都度記録しておくことで、実際にそれが起きていないことを確認することができる。人生満足度に影響を与えるのは、どんな自分もそれでいいんだと思える力である。できない部分だけでなく、できる部分も見てあげることで、幸福度が高まっていく。
◎幸せホルモンの分泌を促す3つの方法 ⇒① 8秒ハグにより、オキシトシンは人と直接触れあうことで分泌される。② 心温まる映画を観ることで、人間は視覚から入り込んだ情報を自分の体験のように認識する。 ③ 1週間に1日は親切デーを作り、その日は5つ以上親切な行いをする。その日だけでよい。人に親切にするとオキシトシンが高まる。
◎結婚について 幸福な気持ちを下げてしまう一番の原因は慣れである。極力慣れないようにする。実際、幸せな結婚生活を送っている人は、ささやかな感謝の言葉を伝えたり、プレゼントを必ず送ったりするなど、パートナーと一緒にいることを当たり前と思わず努力している。パートナーシップを深めるうえで、反応の仕方にもコツがある。人は嬉しいことがあったとき、パートナーからの反応が薄いと自分は相手から尊重されていないと感じてしまう。
◎幸福感を呼び起こす2種類のこと。 ⇒①「非地位財」 他人と比べなくても幸福感を感じられるもの ②「地位財」 他人と比べて優れていることに喜びを感じられるもの
成功するアスリートや経営者の多くは、この2つの財をうまく使い分けて、努力を継続しやすくしている。例えば、今すぐ行動したいときは、「まずは月収300万円を突破する」といった地位財の目標を立てる。そのうえで、やる気を継続させるために、非地位財の目標を設定する。目標は、自分の現状や目指す姿に合わせて使いこなすとよい。
◎好きなこと・得意なこと・世の中の役に立つこと・収入が得られることの4要素を満たす生き方が幸せになりやす。好きなことを生きがいの入り口として、他の3つの領域に膨らませていくことで、今以上に幸せになれる。
◎時間とお金のどちらに意識を向けるかによって、幸福度が変わってくる。この時間をどう使おうか!と時間のことを考えている人は、よりよい人間関係を築こうという発想につながりやすい。もっとお金を稼がなくてはではなく、お金を稼いだらそのお金でどんな時間を過ごそうか!と考えてみることで幸福度が高まる。
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